Moiraの記憶

夢に出てきたから、彼は私を好き?――夢と縁は別のお話

「先生、夢に出てきたんです」はい。「私はそうではありませんが、彼は私のことが好きなんだと思います」……はい?長く恋愛相談を受けていると、ときどきこういうお話があります。好きな人が夢に出てきた。別れた恋人が夢に出てきた。しばらく連絡を取ってい...
Moiraの記憶

陰陽師の眼――管狐と鳥は何をしていたのか

式神。その言葉を聞いて、巨大な獣が現れる。炎を吐く。敵を倒す。そんな姿を思い浮かべる人もいるでしょう。けれど前回までお話ししてきたように、私にとって式神とは、強いものを呼んで戦わせればいいというものではありません。もっと小さなものもいる。も...
Moiraの記憶

紙一枚が怖い――形代は、終わらせるところまでが術

一枚の紙があります。人の形に切られただけの、薄い紙。それだけなら、ただの紙です。けれど、人は昔から、その小さな人の形に自分自身を重ねてきました。形代。私は子どもの頃から、人形流しをすることがありました。家族旅行に行けば、親たちより早く起きて...
Moiraの記憶

式神とは何か――強いものを呼べばいいわけではない

「式神」と聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょう。安倍晴明。五芒星。十二天将。あるいは、命令ひとつで現れて敵を倒してくれる、美しく強大な存在でしょうか。小説や漫画、ゲームの世界では、式神はずいぶん華やかなものになりました。私は、そういう物...
Moiraの記憶

私は、祈るときに舞う――祖母から受け継いだ祈願祈祷

「祈願祈祷をするとき、何をしているのですか?」そう聞かれたなら、答えは案外簡単です。私は、舞います。巫女装束を持っているわけではありません。紗の羽織をまとい、鈴と剣を持って舞います。鈴は、音で払う。剣は、邪を切る。そして何より、常に平静であ...
Moiraの記憶

留守番電話のテープがなくなるまで――本当にあった怖い話

これは、私が子どもの頃に起きた話です。ただし、当時の私は知りませんでした。大人になってから聞いた話です。私の父には、不倫相手がいました。まあ、その後いろいろありまして。父は家を出て、その女性と再婚することになります。異母弟も二人おります。そ...
💧 水鏡の間

月模様、恋模様――長い休みには魔物が住んでいる

くるぞ。あぁ、くるぞ。長い休みがやってきます。カレンダーを見ながら、楽しみにしている人もいるでしょう。旅行へ行く人。家族で出かける人。普段はなかなか会えない恋人と、ようやく会える人。遠距離恋愛なら、あと何日、あと何日と指折り数えて待っていた...
AI鑑定研究室

占い師が嫌いな「試す質問」をAIにやってみた――情報をくれない客に、AI占い師はどう答える?

占い師をしていると、ときどき出会います。「私のことを彼がどう思っているか見てください」はい。見ますよ。もちろん見ます。ところが、「彼とはどういう関係ですか?」と聞いても、答えない。「最近、何かありましたか?」と聞いても、答えない。なぜなら、...
Moiraの記憶

電話占いの時間を短縮する方法|平均15分47秒の占い師が教える、無駄なく相談するコツ

電話占いを使っていて、「思ったより長くなってしまった」「聞きたかったことを聞き忘れた」「電話を切ったあと、結局なんて言われたのか分からなくなった」そんな経験はありませんか?電話占いは、多くの場合、時間によって料金が発生します。10分話せば1...
Moiraの記憶

否定することを恐れるな――私が唯一、お客様にキレた話

占い師は、お客様に寄り添う仕事です。では、寄り添うとは何でしょう。話を聞くこと。気持ちを受け止めること。苦しかったことに共感すること。それらは、とても大切です。でも、「お客様の言うことを、すべて肯定すること」ではありません。私は弟子たちに、...