「さっき、別の先生に酷いことを言われました」
そう言って、泣きながら私のところへ来られるお客様がいます。
そんなとき私は、まず聞きます。
何を占ってもらったのか。
どんな結果だったのか。
そして、先生から何と言われたのか。
話を聞きながら、私はカードを展開していきます。
すると当然、前の先生と同じような結果が出ることもあれば、違う結果が出ることもあります。
では、占い師によって結果が違ったとき、どちらかが間違っているのでしょうか。
私は、そう簡単には考えません。
同じ結果が出たとき
前の先生と同じ内容が出ることもあります。
けれど、お客様はすでに、その結果を聞いて傷ついている。
だからといって、私はカードに出ているものを、お客様の望む結果に変えることはできません。
そんなときは、できるだけ柔らかい言葉に包んでお伝えします。
同じことを伝えるにしても、言葉はいくつもあります。
必要以上に怖がらせたり、傷つけたりする必要はありません。
できるだけ気持ちを落ち着けて、少しでも気分よくお帰りいただけるようにお話しします。
違う結果が出たとき
反対に、私のカードには前の先生とは違う結果が出ることもあります。
そんなときも、
「その先生は間違っています」
とは言いません。
私は、その先生がどのような占術を使い、どのような展開で、どのように読まれたのかを見ていたわけではないからです。
だから、
「どのような占術や形で見られたか分かりませんが、私の見る限り、悪い結果には見えていません」
とお伝えします。
そして、もし私の展開の中にも、読み方によって取り違えられやすい部分があるのなら、
「その先生が見ていらしたと考えると、この部分は取り違えられやすいので、そのように読まれた可能性は考えられます」
と説明します。
前の先生を否定するためではありません。
目の前のお客様に、私が見えているものをきちんと伝えるためです。
占い師が違えば、結果が違うことはある
占い師が変われば、使う占術も違います。
同じカードを使っていたとしても、展開の仕方まで同じとは限りません。
そして、同じような結果が出たとしても、伝える言葉まで同じではありません。
だから私は、前の先生の鑑定を知らないまま、
「あの先生は間違っています」
とは言いたくありません。
同時に、傷ついて私のところへ来たお客様に、さらに傷を重ねたいとも思いません。
私がするのは、目の前で展開されたものを読み、私に見えているものを伝えることです。
前の先生を否定する必要もなければ、お客様の気持ちを否定する必要もありません。
先生を守り、お客様も守る。
占い師によって結果が違ったときほど、私はそのことを大切にしています。

